冬の特集「清静 〜日本百景の渓谷美〜」

水墨画のなかにいるような冬の猊鼻渓

渓谷の両岸の木の枝に、ふんわりと積もった雪。その景色は、まるで水墨画のよう。
「猊鼻渓は冬に限る!」の声も聞こえるほど、冬の猊鼻渓のファンは多いのです。

冬の猊鼻渓

日本百景のひとつに数えられる猊鼻渓は、春夏秋冬、それぞれに異なる趣の風景を魅せてくれる名勝です。特に冬は、荘厳な冬景色を屋根のかかったこたつ舟から鑑賞します。こたつ舟で名物の木流し鍋(野菜、山菜、鶏肉、豚肉を味噌で煮た鍋料理)をつつくのは、非日常を感じられ、船頭さんの操る棹が川面を滑る音だけが聞こえます。さらに船頭さんが披露する「げいび追分」は味わい深いものです。

★ こたつ舟で楽しむ「ふねべん」★

舟頭弁当

鶏の照り焼きとふるさとの味がつまったお弁当です。

前沢牛 牛めし弁当

3年連続日本一の前沢牛を使用しております。

げいびの味弁当

げいび渓をとりまく地域の食材がつまったお弁当です。

木流し鍋コース

野菜、山菜に鳥肉と豚肉を味噌で煮たもので、川の流れを利用し木材運搬した「木流し」達が食した鍋です。雪見の季節の特別メニューです。(冬季限定)

ひなまつりぶね

2月半ばから3月3日まで、ひなまつり舟を運航しています。舟の中に吊るし雛を飾り、3日には甘酒のサービスも!受付カウンター近くにはひな人形も飾っています。

冬は行かないとミュージアム

石と賢治のミュージアム

岩手が生んだ詩人・童話作家の宮沢賢治は、地質学にも造詣が深い人物でした。賢治が一関市東山にあった東北砕石工場で技師として働いていたことから、工場のそばにできたのがこのミュージアム。貴重な資料や、仲間と写した写真など、賢治好きにはたまらないスポットです。

一関市博物館

一関地方の歴史や文化を、わかりやすく展示している博物館。かつて東北地方で製作され、日本刀の原型となった「舞草刀(もくさとう)」の展示や、一関が誇る蘭学者の大槻玄沢、玄沢の孫で国語学者の大槻文彦の業績を伝える展示物など、知らなかった一関を発見できるスポットです。

一関市民俗資料館

平成24年度までは小学校の校舎だった建物の2階にある資料館。昭和30年代を中心とした、人々の暮らしや農作業の道具などを紹介しています。

芦東山記念館

日本の刑法思想の根本原理を論じた「無刑録」の著者で、大東町渋民出身の儒学者・芦東山(あし とうざん)の業績や資料を展示しています。

千厩酒のくら交流施設

国の登録有形文化財となっている旧横屋酒造・佐藤家住宅。明治から大正にかけて造られた建物は大正ロマンを感じます。2月にはひなまつりも開催。

世嬉の一酒の民俗文化博物館

昔ながらの酒づくりの様子を紹介するほか、井上ひさしや島崎藤村など一関ゆかりの文学者の紹介をする「いちのせき文学の蔵」も併設。

冬もイベント盛り沢山

イベント大好き一関!
冬もいろんな祭りで楽しもう。

せんまやひなまつり

古今雛や享保雛、30組以上の段飾り、一針一針心を込めて縫い上げられたつるし飾りなどが、大正ロマン漂う千厩酒のくら交流施設を中心に千厩商店街に飾り付けられます。

一関市・大東大原水かけ祭り

冷水を浴びせられながら「火防祈願・無病息災・家内安全」を祈って走り抜ける江戸時代から続く祭りです。極寒の2月に行われることから”天下の奇祭”とも呼ばれています。

骨寺村中尊寺米納め

中尊寺経蔵別当領であった骨寺村荘園遺跡。骨寺村荘園と中尊寺の歴史的な深いつながりを体感できる厳かな年末の恒例行事です。

冬の楽しみは一関温泉郷

一関温泉郷は、国道342号沿いに点在する温泉の総称。それぞれ源泉が違い、泉質も異なるため、温泉好きにはたまらないエリアです。

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